TOS会員各都市で行われている最近の特色ある街路事業を事業別に紹介します。
魅力ある街路空間整備
自治体
対  象
備  考
01 宮城県仙台市 定禅寺通 シンボルロード整備
02 京都府京都市 御池通 シンボルロード整備
03 栃木県宇都宮市 東部一番通り 街路整備(電線類地中化)
04 埼玉県さいたま市 さいたま新都心東西連絡通路 人道橋(跨線橋)
05 兵庫県神戸市 元町1・2号線 地下通路
06 北海道札幌市 創成川通 アンダーパス連続化
07 北海道札幌市 札幌駅前通 地下歩行空間
 
 仙台市 定禅寺通
対  象: 定禅寺通シンボルロード整備事業
〜緑の文化回廊〜
期  間: 平成11〜13年度
事業費: 約12億円
「定禅寺通りシンボルロード」は、ケヤキを愛し育んできた市民文化を、「杜の都・仙台」を象徴するシンボルとして表現したものであります。
幅員構成は、全幅員46mのうち道路中央部に12mの緑道を配置し、その両側に2車線の車道と幅員7mの歩道からなっています。
シンボルロードの目玉である緑道は、「創造ゾーン」と「交流ゾーン」に分けられ、それぞれの緑地空間では休憩や散策を楽しんだり、イベント用電源を備えたウッドデッキでは、オープンカフェやミニコンサートなどを開催したりと、これまでの道路という枠を越えた、市民が心より潤える試みがいくつも行われています。
春には青葉祭りの「仙台すずめ踊り」、夏には仙台七夕祭りの「動く七夕パレード」、秋には「定禅寺ストリートジャズフェスティバル」、冬には「SENDAI光のページェント」がそれぞれ行われ、1年を通して仙台の四季を彩るスペシャルイベントの舞台となっています。
「緑の文化回廊」として生まれ変わった定禅寺通は、杜の都・仙台を象徴するシンボルロードとして、未来に向けた新しい都市文化の一端を担っています。

問合せ先:仙台市建設局道路部道路計画課
       022-214-8375

 
 
 京都市 中京区
対  象: 広路2 御池通シンボルロード整備事業(街路事業)
期  間: 平成7〜14年度
事業費: 約48億円
この事業は,京都らしさを表現し,かつ樹木の生育環境に配慮することとして黒御影石を種石とする透水性インターロッキングブロックを採用するとともに,車道照明灯・信号・標識等を一体化したシステム柱を導入しました。
また,バス停留所を「シビックステーション(まちの駅)」という概念で捉え,ベンチ・周辺案内板等の設備を設置することにより,ゆったりとした休憩空間施設として整備しました。

問合せ先:京都市建設局街路部街路建設課
       075-222-3577

 
 
 宇都宮市
対  象: 7・4・101東武一番通り(まちづくり総合支援事業)
期  間: 平成13〜15年度
事業費: 約3億円
生活空間・コミュニティ空間としての機能を取り戻し、楽しく回遊できるゆとりと潤いのある、安全で安心できる中心市街地とするため、道路のバリアフリー化や緑化等の景観整備を行いました。
また、計画段階から住民参加に取り組み、周辺住民の心がこもった暖かみのある“みち”ができあがり、道路完成を記念した地元商店街主催のオープニングイベントも開催される等、中心市街地の活性化へのきっかけとなりつつあります。

問合せ先:宇都宮市建設部街路課
       028-632-2497

 
 
 さいたま市 大宮区吉敷町四丁目地内
対  象: さいたま都市計画道路8・6・3号
さいたま新都心東西連絡路(街路事業)
大宮ほこすぎ橋

期  間: 平成10〜12年度
事業費: 約34億円
大宮ほこすぎ橋は、さいたま新都心地区の北側に位置し、旧中山道よりさいたまスーパーアリーナを結ぶ跨線橋(人道橋)です。

本橋は、ボリューム感を抑え視覚的にシャープな景観を創り出すアーチライズとし、歩行者への威圧感を和らげる効果を出すため、アーチリブの形状を鋼管としました。 また、アプローチ部および橋面上にも緑を連続的に配置して、氷川参道から新都心へと続く“緑の回廊”を基本コンセプトとしています。
これにより、JRで分断される新都心地区の北側街区と大宮都心および氷川参道からの歩行者ネットワークの形成が図られております。

問合せ先:さいたま市建設局土木部 街路課
       048-829-1499

 
 
 神戸市 地下鉄海岸線三宮・花時計前駅
              〜旧居留地・大丸前駅
対  象: 元町東1号線・2号線整備事業
(街路事業)
期  間: 平成9〜13年度
事業費: 約17億円
神戸市では、都心の中核である三宮駅周辺において、歩行者の回遊性、利便性等の向上を図り、地下・地上・デッキレベルの歩行者動線の3層ネットワークの拡充整備を進めています。
元町東1号線・2号線は、地下鉄海岸線や地下駐車場と一体的な地下通路(幅員5m)として整備しました。
また、地下通路の壁面には、「神戸の昔・今そして未来」をコンセプトにした神戸ゆかりの画家の作品や神戸の名所図などの美術陶板や写真陶板などを紹介しています。

問合せ先:神戸市都市計画総局計画課
       078-322-5481





 
 札幌市中央区創成川通
対  象: 創成川通アンダーパス連続化事業
期  間: 平成14〜20年(予定)
   
本路線は、都心南北交通の主軸であり、また、道路中央に位置する創成川は本市における歴史的遺産であるとともに、シンボル的な南北都市軸となっています。
本市都心部においては、高次な都市機能と快適で魅力ある空間として、交通混雑の緩和や都心空間の有効利用、都心環境の改善などが求められており、それらの一方策として昭和46年に完成した、南アンダーパス(南5条〜南2条)と北アンダーパス(大通〜北3条)の2つのアンダーパスを結び、連続化を図ります。

問合せ先:札幌市土木部創成・駅前整備担当課
       011-211-2641
関連HP:
http://www.city.sapporo.jp/kensetsu/stn/
pr/ph/sousei2/gaiyou.html



「緑を感じる都心の街並み形成計画」より
 
 札幌市中央区札幌駅前通
対  象: 札幌駅前通地下歩行空間事業
期  間: 平成17〜22年(予定)
   
この事業は、札幌駅周辺地区と大通地区とを地下歩道でつなげることにより、二極化している都心商業圏の回遊性を高め、四季を通じて安全で快適な歩行空間を確保するものです。
また、沿道ビルとの地下接続や多様な活用を行うことにより、人々が憩い楽しめる空間を創出し、都心全体の魅力と活力の向上を図ります。

問合せ先:札幌市土木部創成・駅前整備担当課
       011-211-2641
関連HP:
http://www.city.sapporo.jp/kensetsu/stn/
pr/ph/chika2/index.html