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松本地区は、阪神・淡路大震災で地区の建物の約8割が焼失するという大きな被害を受けました。震災からの早期復興を図り、災害に強い安全で安心なまちづくりを協働により進め、復興のまちづくりのシンボルとして、「せせらぎ」の流れる広幅員の歩道(幅員6.5m、うち「せせらぎ」の幅は1〜1.5m)が完成しました。あわせて、電線類の地中化を行い、景観にも配慮しています。
この「せせらぎ」は、被災住民の「火事の時に水があったら…」のつぶやきから発想され、住民と行政・専門家が協働により計画し、整備したものです。「せせらぎ」を流れる水は、下水の高度処理水を活用し、まちに彩りと潤いを与えるとともに、非常時には初期消火の水としても、また生活用水として利用することもできます。
完成後は、住民による美化活動や金魚・メダカ・花菖蒲の育成等、さまざまな取り組みを通じて、その美しい景観が保全されています。
平成14年度都市景観大賞「美しいまちなみ大賞」受賞
問合せ先:神戸市都市計画総局中部都市整備課
078-322-6260
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